「手軽に作れる」と「健康的」を両立させませんか?

不健康と分かっていても、料理が面倒でコンビニ弁当や外食ばかりになっていませんか?確かにこれらは手軽で美味しいですし、日々忙しくしている方にとっては切っても切り離せない存在かもしれません。しかし、このような食生活を続けていると、病気のリスクが大きくなり、ぽっこりお腹のだらしない体になってしもうことは、誰でも想像がつくでしょう。
そこで今回は、料理研究家の土井善晴氏のベストセラー「一汁一菜でよいという提案」から、誰でも実践できる健康的でシンプルな食事スタイルを提案しようと思います。ポイントは「日本食」です。
“お米 + 具だくさん味噌汁 + α”という提案
土井氏によれば、究極的にシンプルな食事スタイルは「お米 + 具だくさん味噌汁 + α」だと言います。このメニューであれば、ご飯が炊いてあれば作るべきは味噌汁のみなので、20分もかかりません。
お米、味噌汁、+αをどう選ぶか

お米と味噌汁、+αと言われて、具体的な内容は?と思った方も多いかと思いますので、ここでは一例を紹介したいと思います。
①ご飯
白米でも良いですが、五穀米や玄米もおすすめです。少し手間がかかってしまいますが、栄養価の面で言うと「発芽玄米」が良いです。これは、玄米を焼く16時間浸水して発芽させたものです。
また、食べる時の工夫として、黒胡麻と白胡麻を混ぜた「すり胡麻」や「焼き海苔」をかけると栄養価が高まり良いでしょう。
②味噌汁
味噌汁は、旬の食材+豆腐+乾物で構成します。ポイントは、定番の具材に縛られず自由な発想で作ることです。旬の食材をざっくり切って煮るだけ。
2〜3種類の「旬の野菜」に「旬の魚介類」そこに「豆腐」「乾燥ワカメ」「乾燥シイタケ」を加えて味噌を溶かせば完成です。豆腐は、脳細胞や皮膚、筋肉の原材料となるタンパク質を豊富に含んでいるため、なるべく多めに入れましょう。
もし旬の食材が難しければ、冷蔵庫の余り物を放り込むだけでもOKです。
とりあえず、フリースタイルでなんでも試してみるのが良いかもです。

③+α(おかず)
漬物、納豆、キムチなどの日韓の代表的な「発酵食」を買って常備するのがおすすめです。あくまで「一菜」なので、どれか一つで大丈夫です。ただし、漬物やキムチは塩分過多なので、食べ過ぎには注意です。
さらに、デザートに旬の果物があれば完璧です。具だくさんの味噌汁に、発酵物の「一菜」と「一果物」を加えると、栄養バランスはより良くなります。

手間と思考エネルギーを最小化できる
一汁一菜の良いところは栄養価だけでなく、上記の通り、手間と思考エネルギーが最小化できることにあります。
「手間の最小化」に関しては、一度作ってしまえば、翌日からは冷蔵庫から「発酵物」を出し、ご飯を炊飯器から器に盛り付け、味噌汁を温めれば済みます。疲れていて自炊する気力がなくても大丈夫です。また、食器も最小限で済むので、食器洗いの手間も少なくなります。
「思考エネルギーの最小化」に関しては、「今日何作ろうか」と悩まずに済み、限りある脳のリソースを他の大切なことに使うことができます。これは、スティーブ・ジョブズが毎日黒のタートルネックを着て、ジーンズを履いていた理論と同じです。余計なことを決断して疲弊してしまう「決断疲れ」対策になります。

今日からシンプルで健康的な食生活を手に入れよう!
もしあなたが、健康でいたいけれどどうしても怠惰な食生活を送ってしまうと思っているのであれば、この手軽だけど効果的な「一汁一菜」を試してみてはいかがでしょうか。
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