まだ始めてない?あなたが投資すべきたった3つの理由

気づいたときにはもう手遅れ…にならないために。

政府が「貯蓄から投資へ」を推進するために、iDeCoやNISAなどの積極的利用を勧めていることは皆さんもご存知でしょう。しかし、これは暗に、国や企業は「あなたの老後は面倒見られません」と言っているようなもの。それだけ、この国の問題は根が深いのです。周りの人も投資を始めている人がちらほら、でもなんだかやる気が起きない。そう感じているあなたのために、今回は今すぐ投資を始めるべき理由をお示ししたいと思います。

【理由1】老後に備えるため

老後の安心と安定のために、早いうちから老後資金を作るための投資を始めることが大切です。なぜなら、老後になると働けなくなることがあるからです。ある研究によれば、将来の自分の姿をイメージすることが投資や貯金のモチベーション向上に繋がります。例えば、老後の写真を見た人は、平均して2%多くのお金を、老後資産に振り分けたそうです。

また、「老後のため」を貯金の理由として掲げると、「子供のため」や「住宅購入のため」などの他の目標よりも多くの人を貯蓄に駆り立てました。給料が多くなくても、老後を意識することでお金を貯めやすくなります。自分の将来のためにお金を貯めたいなら、「老後のため」という自己中心的な理由を活かすのが効果的です。

【理由2】インフレから資産を守るため

インフレとは、物価が上昇することで、お金の価値が減少する現象です。これに対抗するためには、資産を増やす必要があります。

例えば、年率2%のインフレがある場合、35年でお金の価値が半分になります。もしこれが5%だと、14年で半分になります。これは、物価が上がり続けるため、同じ商品やサービスを買うのに必要なお金が減ってしまうことを示しています。

しかし、投資を活用すれば、資産を増やすことができます。例えば、1926年から2020年まで、1ドルを米国に投資した場合、2020年末には200ドルになりました。同じく、1ドルを米国株に投資していたら、2020年末にはなんと1万937ドルにもなりました。これは、投資がインフレの影響を打ち消す力を持っていることを示しています。

退職者の方は特に注意が必要です。労働収入がなくなるため、インフレに対抗する有力な手段として投資があります。ただし、現金を保有することも一定のメリットがありますが、長期的な視点ではインフレの影響を受けやすいです。そのため、生活防衛資金以外の資産は積極的に投資に回すことがおすすめです。

投資は将来の資産を守り、増やす手段として非常に有効です。初めての方でも、リスクやリターンを理解し、賢く投資を始めることができます。

【理由3】人的資本を金融資本に変換するため

「人的資本」を、技能+知識+時間と定義します。磨けば向上する技能や知識とは対照的に、時間は経過とともに減少していきます。そのため、人的資本は時間と共に減少していきます。この人的資本の減少に対抗する手段が投資なのです。
若くて人的資本が大きいうちに稼いだお金を投資に回すことで、年齢を重ねて人的資本が小さくなった時に金融資本で補うことができます。

この視点があると、人的資本で稼いだお金は、使うだけでなく「将来的な資産を生み出すため」にも使えると理解できるでしょう。投資は、自分が働かなくなっても代わりにお金を生み出し続けてくれる金融資本を築く手段なのです。

人的資本は減っていく資産であり、同額の収入を永続的に手に入れる唯一の方法は、金融資本を構築することなのです。


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